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経鼻ワクチン「フルミスト®」の特徴
- フルミストは、鼻の中へ吹き付けるタイプのインフルエンザ生ワクチンです。従来の不活化ワクチンの皮下注射と違い、鼻腔内にスプレーを吹きかけるだけなので注射の痛みがありません。
- インフルエンザA型2種類、B型2種類の4種類の株が入っています。
インフルエンザウイルスは主に気道粘膜に感染するため、鼻腔に直接免疫をつけるフルミストは現行の注射ワクチンと比べて特に小児で予防効果が高いとされています(一般的なワクチンで作られるIgG抗体だけでなく、気道分泌型IgA抗体も誘導するためと考えられています)。
また生きたウイルスで免疫を作るため、流行しているインフルエンザと株が違っても発症を軽症化させる作用があるといわれています。 - 効果は1シーズンですが不活化ワクチンよりも効果が長く持続します。
フルミスト®がつかえない人
- 2歳未満 19歳以上の方
- 接種の対象となる年齢以外の方
- 明らかな発熱(37.5℃以上)を呈している方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
- 明かに免疫機能に異常のある疾患を有する方及び免疫抑制をきたす治療を受けている方
- 妊娠していることが明らかな方
フルミスト®のデメリット
- 接種時に鼻水が多いと効果が減弱してしまう
- 接種後約50%の方に軽いカゼ様症状(鼻水・咳など)が、約10%の方に発熱がある
- 接種できない年齢の方がいる:2歳未満・19歳以上の方(日本では19歳以上の有効性テストが未実施)
- 費用が高い
※フルミストの接種をご希望の方は、通常のインフルエンザ予防接種のWeb予約後にクリニック受付へお電話をお願いいたします。
フルミストの予約は発売日延期の関係で10/7(月曜日)から可能となります。ご注意ください。
※フルミストの在庫には限りがありますので、在庫がなくなった場合は不活化ワクチンの接種のみになります。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 経鼻生ワクチンについてはこちらに詳しく情報がありますのでご検討ください。 […]